初めてお給料もらった仕事は、高校3年の冬休みから春休みにかけてスキー場のホテルの住み込みアルバイトでした。
お風呂掃除や夕食朝食の準備、部屋掃除したり、隙間時間にスキーが滑り放題でご飯も付いてて同年代の人も多く、これでお金もらっていいのかなぁーと楽しかった覚えがあります。

都内の大学に入ってからは、お弁当のトンカツ屋さんで揚げ物担当してて、自分で多めに作って店長のいない所でバクバク食べてたのがバレてクビになったり、引越しのアルバイトも朝寝坊したから行かなかったりと、今考えるとずいぶんふざけたやつだなぁーと。

数々のアルバイトを短期間で繰り返して、やっと落ち着いたのが、ど繁盛店のお寿司屋さんでした。
朝から閉店までずっとお客様が並んでて、忙しくホールを駆け回って、パズルのように案内して、自分がオススメしたネタを食べてもらったり、お会計の時に自分は何も作ってないのに美味しかったって言っていただけたり、終わってからみんなで飲みに行ったり、カラオケしたり、そんな毎日で少しずつ飲食にハマっていったいきました。
お誘いいただいた事もあり、大学卒業のタイミングで寿司屋に就職させていただきました。

父親が建築系の会社をやっていた影響もあり、自分も28歳迄には自分で何か会社をやってみたいと、漠然とゴールを描いていながら都内での仕事を楽しんでいました。

26歳になって帰省した時に、ボランティアで聴覚障害者と昔から触れ合っていた父親から、聴覚障害者と気軽に楽しめて飲めるお店が無いんだよって話があって、それなら栃木に帰ってみんなに優しい、みんなが仲良くなれるお店作ると決めて、色んなご縁が重なり27歳で独立させていただきました。